ノルウェーのOpera Software(オペラソフトウェア)は27日、web用ブラウザの最新版として「Opera 10.52」のWindows版/Mac版を提供開始。Mac版では高速性やユーザーインターフェースなど、さまざまな点で改良が図られた。 新型のJavaScript エンジン「 Carakan 」とグラフィックライブラリー 「Vega 」の組み合わせにより、これまでのMac版「Opera 10.10」と比較して、約10倍の高速性を誇るとうたう。加えてユーザーインターフェースをMac調に統一し、Macユーザーが違和感なく使用できるように配慮したという。 そのほか、マルチタッチのトラックパッドをサポートすることで、トラックパッド上から2本指を使用しての拡大・縮小・スクロール、3本指でのページの進む/戻るが行なえる「フィンガーナビゲーション」に対応。また、独自の圧縮技術「Opera Turbo」を搭載。この機能をONにすることにより、空港や展示会場などで回線が混み合っている際により表示速度を速めることが可能だという。オペラ側でのテストによれば、Edgeで65%、3G回線で50%高速になったとのことだ。さらに、SVG や HTML5もサポートしている。