今回タッチパネル関連の製品の中では、プロジェクターの映像を直接タッチし操作するタイプの製品が多くみられた。
タッチパネル研究所のブースでは、「U―Pointer」(ユーポインター)がデモ展示されていた。奥行き131×幅71×高さ37mmの手のひらサイズのツールをPCとUSB接続することにより、既存のプロジェクターから投影された映像に直接書き込むことを可能にする。また、映像に字を書きこむだけでなく、電子ペンがマウスに近い動作をし、カーソルとしても機能する。
同製品は、画像上の電子ペンの動きをカメラが感知するしくみとなっており、主に学校での授業やビジネス用途を見込んでいる。実売価格は198,000円。先月発売したばかりだがすでに複数の受注を受けているという。
そのほか、ペンの動きを感知する仕組みとしてデジタイザ方式を採用したKIMOTOの「IT―Board」や、ミナトエレクトロニクスによる超音波と赤外線を組み合わせた方式など、複数の種類が見られた。