ナビスコカップ決勝後の表彰式での態度が問題となっていたJリーグ1部(J1)の川崎が4日、「選手がとった行為は誠に恥ずかしい限り」と公式サイトで謝罪した。 3日に行われたサッカー・ヤマザキナビスコカップ決勝後の表彰式。3度目の準優勝に終わった川崎の選手たちのそこでの態度が波紋を呼んだ。これは、またも初タイトルを逃した悔しさからか、銀メダルをもらってもすぐに首から外したり、ふてくされて座り込んだり、セレモニーにはつきもののJリーグや日本協会の幹部との握手を拒んだりしたもの。日本協会名誉会長の川淵三郎キャプテンが「ワーストルーザー(最悪な敗者)」と厳しく評し、Jリーグ・鬼武健二チェアマンも「許せない態度。負けたのは己の責任。賞金(2位5000万円)を返せといいたいくらい」と語るなど、問題視されていた。 川崎は4日、この件に関して公式サイトで謝罪。「2009 Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦後の表彰式での弊クラブ所属選手の行為・態度に関しまして、皆様には大変不快な思いをさせてしまい、ご迷惑をおかけした事につきまして、深くお詫び申し上げます」とし、「首にかけて頂いた準優勝メダルを外す行為」「握手を拒む行為」「壁に寄り掛かる、しゃがみ込む行為」「ガムを噛みながらの表彰式参加」について認めた。同クラブに対して鬼武チェアマンは制裁を検討しているとのことで、10日に行われるJ1実行委員会で討議される予定だ。今後なんらかの処分が下るのか、注目が集まる。
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