Tegraプラットフォームを採用したMIDは、720pと1080pの映像再生、一度充電すれば数日間利用可能な電力性能、完全なWi-Fiと3G接続性、Web 2.0アプリケーションへのハードウェア最適化などに対応する。ソフトウェアについても、Microsoft Windows CE OS、アプリケーション・ビューアー、フル・インターネット・ブラウザー、UIフレームワークなどに対応可能とのこと。またNVIDIAは、この新規プラットフォームに3G通信能力を追加するために、ST-Ericssonと提携した。これにより、世界中でシームレスな接続性が可能になるとのこと。
さらに同日NVIDIAは、TegraにおいてGoogle Androidを使用することを発表した。Androidに対応することにより、メーカーと事業者は、Tegraプロセッサを使用して、Webコンテンツやインターネット・コンテンツの活用、モバイル・マッシュアップやロケーションベースのアプリケーションのサービスなど、高機能モバイルフォンを容易に製造できるようになる。Androidが稼働するのは新型の「Tegra APX 2600」で、「Mobile World Congress 2009」にて展示される予定だ。移植可能となるのは2009年第2四半期となる見込みだ。
《冨岡晶》