セキュリティソフトベンダー、G DATA Softwareの調査によれば、最近のスパムメールではハリウッド女優アンジェリーナ・ジョリーを話題にしたものが最も多く、全体の20%近くを占めていたことがわかった。 同社はスパム収集専用のアカウントを作成し、2008年7月28日〜9月14日の7週間に受信したスパムメールを収集分析。メールの件名と本文に出現する人物名を抽出し、頻出する約300名の出現数を積算し出現率を導き出した。 スパムメールに使用された有名人は、女性ではアンジェリーナ・ジョリーが18.0%でトップ。ブリトニー・スピアーズが9.8%、パリス・ヒルトン8.8%、マドンナ2.0%、パメラ・アンダーソン1.9%と続く。男性ではオサマ・ビンラディン3.4%でトップ。ブラッド・ピット1.8%、ジョン・マケイン1.4%となっている。女性ではセクシー系&お騒がせ系有名人の名前が上位を占めたが、アンジェリーナ・ジョリーの“強さ”が際立つ結果となった。 同社では、「ハリウッドスターたちは、テレビや雑誌のみならずスパム業界でも大人気です。彼らのニュースや動画、画像を提供するというメールのリンクをうっかりクリックすると、悪性コードが仕掛けられたサイトに導かれ、バックドアやスパイウェアに感染してしまいますので、ご注意ください」と呼びかけている。■スパムメールに使用された有名人男女別ベスト5女性1 アンジェリーナ・ジョリー 18.0%2 ブリトニー・スピアーズ 9.8%3 パリス・ヒルトン 8.8%4 マドンナ 2.0%5 パメラ・アンダーソン 1.9%男性 1 オサマ・ビンラディン 3.4%2 ブラッド・ピット 1.8%3 ジョン・マケイン 1.4%4 ジョージ・W・ブッシュ 1.2%5 バラック・オバマ 1.1%