Security Solution 2008のシスメックスRAブースでは、ネットワーク機器をIPsecに対応させるアダプタ「NetScrambler」をアピールしていた。イーサーネットポート付きの機器とネットワークの間に接続することでIPsecに対応するというアダプタだ。 イーサネットポートを搭載する機器は多くなったが、暗号化に対応している機器はまだ少ない。NetScramblerは、ネットワーク機器やネットワークには手を加えることなく、IPsecに対応できる製品だ。 暗号化はハードウェアで行うため、スループットは最高90Mbpsで通信速度にはほとんど影響を与えないのも特徴。ネットワークと機器の間に接続するアダプタ「NS-501」と組み込み用の「NS-101」を用意している。 同ブースでは、古い複合機などのIPsecへの対応、NetScramblerを接続したPCのみファイルサーバが利用できるといったアクセス制限などの事例を紹介している。