NTTアドバンステクノロジは9日、遠隔地で撮影したHDTV中継映像を圧縮せずにIPネットワーク上でリアルタイムに伝送する「非圧縮HDTV-IP Gateway XG-2」を発表した。6月10日に発売される。 非圧縮HDTV-IP Gateway XG-2は、HDTV映像信号を圧縮せずにリアルタイムにIPパケット信号として送出するため、映像入力から出力まで最短1msecの低遅延で伝送できる装置。送信側では、HDTV映像データ(HD-SDI信号、約1.5Gbps)を非圧縮のままIPカプセル化して、ギガビットイーサインタフェース2本でネットワークに出力し、受信側では、ネットワークからの2本のギガビットイーサネット入力信号を合成し、非圧縮HDTV映像データを復元して出力する。IPマルチキャストの送受信機能やRS-422、およびRS-232Cのデータ転送機能を備えるほか、今年度発売予定の非圧縮HDTV-IPストレージサーバと接続することで、非圧縮HDTV映像をリアルタイムに蓄積・配信できる。