パイオニアは12日、1,080p出力対応のHDMI端子を搭載する5.1ch対応DVDオーディオシステム「HTZ-373DV」を発表した。価格はオープンで、予想実売価格は50,000円。5月下旬発売。 同製品は、5.1chアンプ搭載DVD/CDレシーバ、フロントスピーカー×2基、デュアルセンタースピーカー、サラウンドスピーカー×2基、サブウーハーで構成されるサラウンドシステム。周波数特性を加工せず、左右の耳で感じる音圧差のみを制御することによって、自然なサラウンドを実現するという同社独自の音響技術「フロントサラウンド・アドバンス」や、各スピーカーの音量・音質調整や距離補正を自動的に行うことで、視聴環境に左右されることなくサラウンド再生に適した音場を創り出すという自動音場補正システム「MCACC(Multi-Channel Acoustic Calibration System)」などの機能を搭載する。 DVD/CDレシーバ部は、WMV/WMA/MP3/MPEG-4 AAC/JPEGファイルの再生に対応。ドルビーデジタル、ドルビープロロジックII、DTS、MPEG-2 AACデコーダーを搭載し、地上/BSデジタル放送の5.1ch音声に対応する。また、480pの映像信号を1,080p信号までアップスケーリングしてフルHD映像を伝送できる1,080p出力対応のHDMI端子を装備。そのほか、USB端子をフロントパネルに装備し、USBメモリなどに記録したファイルの再生に対応する。そのほか、仕様詳細は以下のとおり。●DVD/CD レシーバー部・最大出力:360W(60W×6ch)・入力端子:光デジタル/アナログ音声・本体サイズ:幅420×高さ60mm×奥行き335mm・重さ:2.7kg●フロント/センター/サラウンドスピーカー部・形式:密閉式ブックシェルフ型・ドライバ:フルレンジ6.6cm径コーン型・再生周波数帯域:82Hz〜20kHz・最大入力:60W(フロント/サラウンド)、30W(センター)・本体サイズ:幅96×高さ96×奥行き96mm・重さ:0.44kg●サブウーハー部・形式:バスレフ式フロア型・ドライバ:16cm径コーン型・再生周波数帯域:34Hz〜1.2kHz・最大入力:60W・本体サイズ:幅216×高さ391×奥行き393mm・重さ:5.5kg