第18回ファインテック・ジャパンの会期は18日のみになってしまったが、いろいろな意味で写真では見せられない展示をいくつか紹介しておこう。 ファインテック・ジャパンはFPDに関する総合展示会であり、製造プロセスなどについての展示も多数ある。マザーガラスを取り扱う機器や、ディスプレイパネルへの印刷や基板洗浄等の工業用ロボット、検証・分析用機器、クリーンルームのファシリティ関連や作業服など、ありとあらゆる関連企業が出展している。そうした製造に関する製品は、主にB館に展示されており、工場見学のように楽しむこともできるのだが、残念ながらこれらの機材は企業秘密の部分が多く、大半は写真撮影が禁止されている。 また、A館においては、SeeReal Technologies社のホログラフィは、特別なメガネなしで臨場感溢れる3D映像が見られる。しかし、こちらも残念ながら写真ではその立体感をお伝えすることができない。同じくA館のNECでは、外光環境に左右されない液晶パネル「ST-NLT」の展示を行っている。こちらも実際に自分の目で確かめてみないと、なかなかその見やすさを感じることができない。