ファインテック・ジャパン会場のA館の一角には、タッチパネル関連のメーカーのブースを集めたタッチパネルコーナーも設けられている。その中でも興味深かったのが株式会社イーアイティーの赤外線イメージセンサー方式タッチパネル「XYFer」シリーズだ。 同製品は既存のFPDにボルトオン搭載できるタイプだが、赤外線による三角測量を用いた独自のセンシング技術を利用している点がユニークだ。同製品の特徴として、触れている指の数も検出できるため、たとえば、地図ソフトなどで、1本指なら特定箇所のポイント、2本の指の間隔を狭めたり広げたりしたら画像の拡大や縮小、10本指でスライドしたらパンやスクロールというように、触れている指の数でアプリケーションの動作を変えることもできる。もちろん開発用のAPIも同社から提供されている。 カタログ上は15型から65型までのサイズが用意されているが、特別注文にも応じるという。ちなみに有明のパナソニックセンター東京に設置されている110型×2画面を使った巨大タッチパネルにも同社のシステムが使われているとのことだ。