アジレント・テクノロジーは9日、モバイルWiMAX対応の広帯域移動無線アクセスシステム(BWA)の日本国内の技術基準適合性証明向け試験システムをテレコムエンジニアリングセンター(TELEC)から受注したと発表した。 今回開発されたシステムは、同社のシグナルアナライザ「Agilent MXAシリーズシグナルアナライザ」、ベクトル信号解析ソフトウェア「Agilent 89601A」、標準信号発生器「Agilent E4438C」、信号生成ソフトウェア「Agilent N7615B WiMAX用シグナルスタジオ」、および新開発のシステムソフトウェアから構成される。 同システムにより、2.5GHz帯BWAに使われるWiMAX機器の電波法、および電波法施行規則に準拠した技適試験測定を自動化できるほか、変調された信号の周波数偏差の測定や送信相互変調歪などの試験への対応、送信帯域除去フィルタを使用してスプリアス発射の強度測定などの高確度での実施が可能だ。