GDHは26日に、グループ会社ゴンゾおよびゴンゾロッソが制作するアニメーション作品を、P2Pネットワークにより期間限定で配信すると発表した。実施期間は12月26日から約1年間となる。 配信については、専用サイト「bb.gonzo.co.jp」を開設、ドリームボートが開発したデジタルコンテンツ配信向けプラットフォーム「SkeedCast」により動画映像を配信する。配信される作品は、ゴンゾが制作した「スピードグラファー」、来春放送開始予定の「ドルアーガの塔〜the Aegis of URUK〜」、ゴンゾロッソが制作した「Prject PAPO」の3タイトル。いずれもDRMが施されており、無期限コピーは不可となっている。 今回の配信は、P2Pネットワークの利用によるサーバ負荷の軽減やコスト削減などの検証を行うと同時に、課金システムを採用し、プロモーション映像だけでなく本編の有料配信などを行い、P2Pネットワークを利用したビジネスモデルの実効性を検証するのが目的とのこと。なお本配信サービスは、総務省が支援する「P2Pネットワーク実験協議会」の実証実験にも協力するという。 「スピードグラファー」が1話あたり標準画質(1M):1,000円、高画質(3M):1,500円。「Project PAPO」が1話あたり標準画質(1M):150円、高画質(3M):150円、超高画質(8M):150円。「ドルアーガの塔」(プロモーションビデオのストリーミング)が標準画質、高画質とも無料となっている。なお「スピードグラファー」のみ2008年1月末までは、キャンペーン価格として半額となる。