富士通は25日に、携帯電話ビジネスの製造・修理部門を会社分割し「富士通モバイルフォンプロダクツ株式会社」を設立することを発表した。 「富士通モバイルフォンプロダクツ」は、モバイルフォン事業本部の生産部、製造統括部、カスタマサービスセンターを分割し、関係会社の製造や修理部門と統合させることで、業務プロセスの簡素化による製造・修理のスピードアップと体制の強化を図る。 製造現場においては、生産革新をよりいっそう加速させ、量産初期からの高品質な製造を実現させることが狙い。修理現場においては、修理情報の収集をよりスピーディーに行い、開発・製造現場への品質改善のフィードバックを強化することで、ユーザサービスを向上させるのがそれぞれ狙いとなる。 資本金は1億円で、2008年1月4日設立を目指す。代表取締役社長には中本誠氏が就任する。本店所在地は栃木県大田原市下石上1388番地。本分割に際し新設会社が発行する普通株式2,000株はすべて分割会社(富士通)に割当交付される。