ニコンは、インドに全額出資の現地法人「Nikon India Private Limited」を設立し、8月から営業を開始した。デジタルカメラなど、同社製光学機器の販売/サービス事業の強化がおもな目的。近年、経済成長が著しいインドでは、デジタルカメラ市場が数年のうちに急拡大することが見込まれている。 同社はこれまで、インド向けのマーケティングや販売活動はシンガポールの現地法人「Nikon Singapore Pte Ltd」が兼務していたが、急速に拡大するインド市場で今後本格的な事業拡大を図るためには、現地法人が必要と判断したもの。 資本金は2億4,000万円。従業員は15名。初年度の売り上げ見込みは54億円で、3年後には110億円を目指す。