米テキサス・インスツルメンツは6日(現地時間)、DLP式プロジェクターのコントラスト比を最大30%高めるチップセット「DarkChip 4」を発表。2008年から出荷のプロジェクターやハイビジョンテレビなどに搭載される。 同製品は、「DLP Cinema」に代表されるデジタルシネマ業界が求める高輝度とハイコントラストを実現するために開発されたチップセット。DLPチップを生産するためのリソグラフィー技術の進化や、そのほかの独自プロセスの改良によって製品化に成功したという。 DLP式の光学システムは、ランプからの光を効率的にスクリーンに投影させることで、白や黒の再現性に優れ、また、動画再生時の残像などが少ないなどの特性があり、テレビ番組や映画の投写に最適といわれている。