セイコーエプソンは27日、8ビットマイコン並みの回路規模で低消費電力を実現した16ビットRISCマイコン「S1C17701」を開発したと発表。10月から量産を開始する。 同製品は、フラッシュROMと高解像度のドットマトリックス液晶ドライバを内蔵した1チップマイコン。同社の長年の腕時計アプリケーションで培った低消費電力技術により、スタンバイ時の標準値2.5µAの低消費電流を実現。バッテリーの寿命を延ばすことができる。また、1.8Vの動作電圧で8.2MHzの高速動作を可能にした。 これらの特性は、リモコン、スポーツウォッチ、携帯型健康機器などに使われる小型モノクロ液晶ディスプレイを表示させる装置に最適という。