米・McAfeeは26日(米国時間)、ルートキット駆除ツール「Rootkit Detective」の無償配布を開始した。 ルートキットとは、サイバー犯罪者がPCに仕掛けた不正プログラム(バックドア)を隠すために使われるプログラム。一般的にトロイの木馬と一緒に、またはダウンロードによって侵入する。2006年は3,284種類だったが、2007年上半期には7,325種類にまで倍増し、1月のRootkit Detective体験版リリース以来、11万件を越えるルートキットの検体が寄せられるなど流行のきざしをみせている。 Rootkit Detectiveは、ルートキットの隠しプロセス、レジストリ項目、ファイルを検出し、システム再起動時に安全に削除、無効化できるというもの。また、PCのカーネルメモリの整合性をスキャンして、システムの乗っ取りの兆候と思われる改変を表示する機能も備えている。