そしてその具体的な施策が、「Fixed」「Broadcast」「Mobile」の3軸からなる「FMC/FMBC展開」(Fixed Mobile Convergence / Fixed Mobile and Broadcast Convergence)であるとした。FMC/FMBC自体は、携帯電話・ワイヤレス機器・ブロードバンドなどをそれぞれシームレスに使えるような、機器を選ばないサービスだ。小野寺氏はこれを、「お客様が利用デバイスを区別することなく、多様なコンテンツをいつでもどこでも利用できる」と表現。“集約”による一環サービスを提供することをKDDIは目指す、とした。
またビジネス向けソリューションとしては「ICTプロバイダ化」を掲げ、宅内を含めたソリューション提供、SaaS(Software as a Service)によるアプリケーション提供、FMC強化などによるオールラウンドプレイヤーを目指す。コンシューマ、ビジネスいずれにしても、核となる概念はFMBCであり、目指すは“集約”によるシームレス化だ。