ソネットエンタテインメントと角川モバイル、電通イー・リンクは、さまざまな地域情報を映像で見られ、ネット地域広告を収益源にしたサイトを運営する新会社「ソネット・カドカワ・リンク」を、27日に共同設立する。 同社は、地域性の高い各種の店舗や商業施設、イベント情報などを全国規模で網羅する「地域情報探訪サイト」を立ち上げ、ユーザーが画像・映像視聴できるようにする。 紹介する地域情報はわかりやすいアイコンを使い、地図上に「スポット」として掲載する。またスポット間をつなぐお勧めリンクをたどれば、全国各地を映像でめぐれるようにする。視聴する端末はパソコンだけでなく、各種ネット対応機器を視野に入れている。 一方、収益源については、ネット地域広告により、地域広告市場を開拓する狙いだ。インターネット広告はすでに重要な広告媒体の1つになっているが、ネット地域広告のようなロングテール型広告(小口の広告枠)は今後、開拓の余地が見込まれている。 また新会社はコンテンツプロバイダーとして、地域情報映像をネット対応機器向け配信事業者に広告付きで提供するほか、将来的には地域情報以外の映像も扱う予定だ。