富士通は21日、低消費電力を特徴とするモバイルWiMAX端末向けLSI「MB86K21」を発表した。出荷は8月末日より開始される。サンプル価格は3,675円。 MB86K21は、90nmプロセスを採用することにより、18.6Mbps通信時に240mW以下の低消費電力を実現したMIMO対応WiMAXベースバンドチップ。3G携帯電話よりも高速、かつ既存の無線LANよりも高い通信品質と広域なサービスが利用できる。また、今後予定されているWiMAXフォーラムのWave2認証の取得も見込まれている。 RFボードを含む評価キット、およびPCカード型のリファレンスプラットフォームも提供される。 同社では、2008年度末までに60億円の販売を目指すとしている。