SQL Anywhere 10では、データベースミラーリング機能や自動的に他ノードにフェイルオーバーするクラスタリング技術、米国連邦政府調達基準「FIPS 140-2」に準拠した高度な暗号化技術を採用することにより高可用性とデータ保護機能を大幅に強化したほか、Microsoft Visual Studio 2005との親和性を強化している。また、基本パッケージに含まれるライセンスを1クライアントから5クライアントに増やし、同期コンポーネント「Mobile Link」サーバライセンスも無償提供される。
SQL Anywhere 10に含まれる主なコンポーネントと対応プラットフォームは以下の通り。
■SQL Anywhere:パッケージソフト同梱(組込み)、ハード組込み、中大規模システム、およびモバイル向けRDBMS 対応プラットフォーム: ・Windows 2000/XP/XP Embedded/XP Tablet PC Edition ・Windows Server 2003(32/64-bit) ・Windows CE 3.0(Pocket PC 2002)/4.1/4.2(Pocket PC 2003/Pocket PC 2003 SE)/5.0(Windows Mobile) ・x86
■Ultra Light:SQL Anywhereの機能をスマートフォン、組込デバイス等、リソースの限られた環境向けにさらに最適化した超小型データベース 対応プラットフォーム: Windows XP/XP Embedded/XP Tablet PC Edition ・Windows CE 3.0/4.1/4.2/5.0 ・Smartphone 2002/2003 ・Symbian OS 7.x/8.x(S60 2nd Edition/S80/UIQ 2.0/2.1) ・Palm OS 4.1/5.0
■Mobile Link:基幹データベース・サーバとクライアント端末上のデータベース間 で、情報を双方向に同期させるテクノロジー。様々な基幹データベースに対応する。 同期対応基幹データベースサーバ: ・Adaptive Server Enterprise 12.5/15 ・Oracle 8i/9i/10g ・Microsoft SQL Server 2000/2005 ・IBM DB2 UDB 8.x(ODBC準拠のRDBMS)