こんにちは、みおみおです。出社したら、デスク周りに箱1つ。でっかっ!!!!!完全に椅子が出せず、その前をふさぎ、通路に幅を利かせて居座っています。通行の邪魔は…してるな、きっと。焦りつつ、まずはブツを確認。箱に書かれてる文字は、“CM Stacker 831 600W Green”。そしてサイズはW250×H536×D638mm。電源はiGreenPowerEMI 600Wが搭載されているようです。あっ、これもしかして、第一回目でクーラーマスター行ったときに、発売前フライングで見せてもらった、カラーメッシュのメカニカルケースだろか?値段は確か…4万円以上するという……4月下旬に発売って言ってたけど、今日だったんだなぁ。スタイリッシュな概観に憧れつつ、その重量感に、家じゃないと使えない、とあきらめていたケースがなぜここに。中身を守るための最低限装備の、他のケースに比べると、この重厚な守りは、一体何を恐れているのか。黒いアルミの重厚さは、角が生えれば、カブトムシを思わせます。ムシキングにCM Stackerシリーズを加えてもいい。そんな強さを誇るケースでした。前々回の訪問では。でも、この箱がここにあると座れません。編集長にちょこっと抗議。編集長の後ろにおいてください。「コレがかっこいいって言ってたから、わざわざ高速電脳から借りてきてあげたんだよー」ひぃっ!?あの一言で、よもやこれまで貸していただいけたとは!!ってことはもしかして、これ。組み立てろって言いますか?「この前組み立てたVistaマシンの中身入れておいて」「で、俺はちょっと出かけてくるから」ほう!!!!編集長は二言、三言だけ残して、あっさりと去っていきました。あんな大きいケースなら、確かに作業のし甲斐はありそうです。そして独りで作業を任された。キシャァァーーッ!!すでに「すげーな!」とか会社内で注目の嵐!(すでにその箱の大きさから、とても視線を集めている)やけに戦闘的!やけにシャープ!やけにアグレッシブ!やけにセンシティブ!な、約5万のケースを気合の雄たけびを発し、会社中をかけまわる!気づいた頃には、以前の5万円Vistaマシンは無残な姿に解体されていました。さっそく届いたCM Stacker 831 600W Greenを開封することとしましょう。キリキリと箱を開けると、やっぱり出てきた。この、でかい図体。以前お邪魔した時に、大人が両腕いっぱい使って抱えてたこのケース。か弱い乙女でも、両の手いっぱいでした。あれ、なんで?中にあったのは、黒ベース、緑のメッシュが輝くケース。あれ?前見たときはメッシュが青だったような。高速電脳さんによると「緑が一番売れ筋なんだよ」とのこと。なんでもNVIDIAというチップメーカーのカラーに似てるとかで……ふーん。黒と緑の組み合わせは好きだからいっすけどね!イメージは夜の森。うん、中々詩的なことを言った。きっと詩集出してももばか売れだ。RBBの書籍編集さんに企画してみよう。どうですか?「業界において、詩で稼ぐなら週刊誌のアイドルグラビアに添えるやつだね。それもすっかりなくなったけど」改めてみるとこのCM Stacker 831 600W Green。やっぱ、デザインはかっこいいんですよね。編集部においてある平均的なケースの大きさの1.5〜2倍はある大きさですが、黒のアルミで囲まれた外装に、鮮やかなメッシュでアクセント。その外装は、いかなる敵が襲ってきてもその攻撃を跳ね返しそうな硬さがあり、メッシュはオシャレ感を演出するとともに、きっと鎖かたびらのように防御力アップを図るのです。本当は、通気性アップです。開けてみたはいいものの、マザボをくくりつけるには、横置きにしないといけません。そして、こんなケースを横にしておけるデスクは、今この会社で余っていません。というか、そもそも存在しません。無理に作業したら、腰が吊っちゃいそうです。それくらい、深みもあるケースです。さて、どうしてものか。ん?そういえば、以前見に行ったときに聞いた話だと、確かここを下げてから引っ張ると…。背面にある、止め具2つはずして、背面の縦に大きくついている引き手に力を込めるとサイドのボードと一緒にツツツ、とスライドを始めました。ドライバがなくてもマザボが取り出せるんですねー!ネジがないですからね。初めて知ったあの時は感動したものだけど、実際やってみるとまた違った感慨が…引き出したモノは、ちょうどあいてるデスクに置ける大きさです。じゃ、ここにマザボを取り付けますか。Micro-ATXだから、指示の紙の通りに高床式ネジ(命名)をつければいいんですね。もう2回めですからこんなもの私の敵ではございません!…のちに。指示の紙をつけたままでマザボをくっつけたため、「これじゃダメだよ!」と周囲に驚かれ、再度の取り外しと、くくり付けを余儀なくされたのは、もう少し後の話。さて、次はドライブ類をくっつけちゃいましょう。ふふん、案外覚えてるもんですな!DVD-RWは、電源ケーブルがちょっと邪魔で一番上にくっつけられなかったことを覗けば、2番めの高さに無事設置。白ケース用に用意してもらったドライブは、黒アルミにはなかなかステキなコントラストを醸し出しています。黒に白に緑。想像してみてください。で、続きましてHDD。DVD-RWドライバと違って、横幅がちょっと足りない気がします。まさかネジの長さで調節しろなんていわないですよねぇ…?お、まさかここについてるこの箱状のものは…ケース前面の内部にあった立法体が、どうやら外れるようです。HDDと大きさもいいし、ちょっくら出てきてもらいますか!キコキコ、ズルズル。ネジをはずして、引き出すと、何だコレ、と思わずつぶやいてしまうような状態に。立方体で一面が抜けてる箱。その前面に、いかついファンがついています。12cm角ですよ、大きいですよ!HDDを試しに、箱の中にスライドインしてみるとどうもぴったり。つまり、このファンはHDD専用ッ!!だって、ちゃんと後ろに12cm角ファンがもう1つ付いてるんだからなっ!うおおおお、大層なご身分だこと!80GBのクセにッ!あと2つ入るぞ、80GBなら3つ入っても240GBだ!320GB、1つにもかなわないじゃないかッ!!何たる悲劇!この時点で、だいぶ宝の持ち腐れ的な気分になってきました…中身と外見がかみ合ってなくありません?ですよね?あ、でもそうか、見た目も大事ですよね。仕方ないっすね。人間まずは身だしなみから。使う本人が心得てない分、PCにその気持ちをわからせて上げるのはいいことかもしれません。もう1つ特筆すべきは、このHDD収納ボックス、なんとケースとの接合部分に衝撃吸収のクッションまで付いております!起動中のHDDを、平気で揺らして運ぶ私には、とっても大切なものなのでしょうが、その重要性がわかるようなわからないような、複雑な気持ちです。iPodを腰巻チェーンに繋ぐな、って話と同じですかね?さ、ここまで来たら後は全てを繋ぐばかりです。先ほど組み立てたマザボ(紙は取り外し済)を、引き出しをしまいこむ感じで、ドッキング。そして、ドライブ類とマザボをドッキング。「繋げることのできる場所につなげれば、道は開ける」との、Slash Games編集長のお言葉を胸に(それで前は失敗したんだけどな)繋ぐ。繋ぐ。最後にもう一度中身をざっと見て、あまってるケーブルがないかを確認。うん、ケーブル多すぎてわからないけど、大丈夫な気がするからオッケ!電源をコンセントにつなぎ、ディスプレイに繋ぎます。すると画面上に、見事にマザボの開始画面がっ!うおおおおおおっ!!できたっ!自力でできた!「みおみおも、ついにそっちの世界に言っちゃったのね…」副編集長、なんか不吉なことこっそり言わないでくださいっ!あ、キャスター忘れてた。本体をひっくり返して、付属のキャスターをつけてるところに、編集長が帰社。「おぉー早そうに見えるなぁ」「言っとくけど性能の話な…」おや。でも中身は5万って変わらないんですよ。「ケースも5万だからちょうどいいな」いいんですか。キャスターをつけ終わり、ガラゴロと、デスクの下へ収納。派手な外見は、デスク下に言っても見事な存在感を放ちます。いやでも目に付くんだよね、メッシュな緑が。道行く社員さんの目をさらいます。さ。無事、完了作業しすぎでまた腰が痛んできたから、ちょっと休んできます。