RSSフィードを使った広告事業を行うRSS広告社は11日、法人メディアが配信するRSSフィードの効果測定サービス「Feed Metrix」に関する発表を行った。本サービスは5月上旬にβ版が開始され、その後も定期的な機能拡張を予定しているという。利用料は無料。 本サービスは、RSSリーダー機能を標準装備した「Internet Explorer 7」が発表されて以来、複数のRSSフィード配信を開始する法人メディアが急増していることを受けてのもの。導入することにより、複数のRSSフィードの配信状況をグラフや図を用いてブラウザ上で容易に分析できるようになるほか、複数のRSSフィード間のユーザー重複率分析機能など独自機能も多数用意されているという。 Feed Metrixの主な機能は以下のとおり。 ●RSSフィードの購読者数、アクティブユーザー数 購読者数、ならびにRSSフィードを実際に読んでいるユーザー数(アクティブユーザー数)を測定し、その推移をグラフ表示する。これにより、RSSフィードのウェブサイトへの誘導経路としての貢献度を提示する。 ●RSSフィード内の人気記事ランキング 各記事の配信実績を測定し、クリック率の高い記事をランキング形式で表示。クリック率の比較により、ユーザーのニーズを吸い上げ、コンテンツ制作に活用できる。 ●複数のRSSフィード間におけるユーザー重複率 異なるRSSフィードを両方登録しているユーザーの割合を測定し、異なるコンテンツ間の親和性を示す指標として活用可能。例えば「このコンテンツを読んでいるユーザーは、このコンテンツも読んでいます」といったオススメ情報の設置は、自社ウェブサイト内部のトラフィックの循環を促進できる。 ●RSS広告の効果測定 RSS広告の配信形態ごとのインプレッション数、クリック数を測定。これにより、配信しているRSSフィードに最適な広告手法を選択することが可能となる。