ワイ・イー・データは27日、USB-IF(USB Implementers Forum)策定の新規格「Certified Wireless USB」に準拠したワイヤレスUSB製品の試作機を開発し、動作実験に成功したと発表した。 Certified Wireless USBは、3.4〜4.8GHzの周波帯を利用することで他システムとの干渉を抑えつつ、USB機器の近距離高速通信(データ転送速度は3mで480Mbps、10mで110Mbps程度)を実現する規格。今回開発された試作機は、ワイ・イー・データのUSB技術とアンテナ技術にくわえ、WisairのUWB(超広帯域無線)技術を採用したもので、Certified Wireless USB規格に準拠している製品同士の相互接続が可能だ。 同社では、ワイヤレスUSBハブ、PCI Express Mini Card、機器組み込みアダプタを製品化し、4月にサンプル出荷と量産を開始し、5月に市場投入を目指すとしている。なお、製品はいずれもオープン価格。