最初に、アメリカのシアトル在住で、自身もデジタルメディアストラテジーズ社の代表を務め、「Ad Innovator」の編集長でもある織田氏が、アメリカにおいて金銭的にブロガーをサポートする広告ネットワークビジネスについて現状を報告した。日本ではブログというと、日記というのが圧倒的多数を占めるが、アメリカでは情報発信の場やメディアとして日本以上に重視されており、広告媒体としても活用されているとのこと。中には「Federated Media Publishing」のように、年間売上高1,000万ドルを達成しているブログネットワークビジネス企業もあり、日本もそうした環境が徐々に育ちつつあり、業界に影響を与えているブログが多数増えてきた、というわけである。そこで、AMNはビジネスにフォーカスした広告ネットワークを提供するため、代表的な12のブログと契約し、設立するに至ったとの説明であった。