ペンタックスは22日、デジタル一眼レフカメラ専用に設計した新しいレンズのシリーズ「smc PENTAX-DA★(スター)」を発表し、第1弾として2機種のレンズを近日発売する。価格はオープン、予想実売価格はともに12万円台後半。 「★」シリーズは性能を重視したハイエンドシリーズとして開発されたもの。今回発表されたのは「smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDM」と「smc PENTAX-DA★ 50-135mm F2.8ED [IF]SDM」の2製品で、それぞれ35mm判換算で24.5〜76.5mm、76.5〜207mm相当の画角となる。 smc PENTAX-DA★は、レンズ内の超音波モーターで駆動する新オートフォーカス機構「SDM」を採用。SDM機構は現在のところ「PENTAX K10D」のみ対応で、ほかのカメラに装着した場合はカメラ内モーターでのオートフォーカスとなる。SDMに対応するためのK10D用ファームウェアアップデートは、3月下旬以降公開予定とのことだ。 また、オートフォーカス後、切り替え操作なしでマニュアル操作でピント調整ができる「Quick-Shift Focus System(クイックシフトフォーカスシステム)」を採用。こちらはSDM非対応のカメラでも使用可能だ。 各部に水滴や埃の侵入を防ぐためのシーリングを、レンズ前面にはフッ素系物質によるSP(Super Protect)コーティングを施してある。 smc PENTAX-DA★ 16-50mm F2.8ED AL[IF]SDMは約3.1倍ズーム、全長98.5mm、重さは565g。smc PENTAX-DA★ 50-135mm F2.8ED AL[IF]SDMは2.7倍望遠ズーム、全長136mm、重さは685g。開放F値はともに最小でF22。