シマンテックは25日、ノートンシリーズ3製品「インターネットセキュリティ」「アンチウイルス」「コンフィデンシャル」において、Windows Vistaの一般発売と同時に同OSに対応すると発表した。 オンライン販売では30日よりインターネットセキュリティとアンチウイルス、2月9日よりコンフィデンシャルを販売開始。パッケージ版は2月9日よりインターネットセキュリティとアンチウイルス、3月上旬にコンフィデンシャルをそれぞれ販売開始する。価格はすべて従来どおり。 なお、インターネットセキュリティ2006および2007、アンチウイルス2006および2007、コンフィデンシャルのユーザーは、無償でWindows Vistaに対応するためのアップグレードが受けられる。 これと併せて、インターネットセキュリティおよびアンチウイルスでは、新技術「SONAR(Symantec Online Network for Advanced Response)テクノロジー」を提供すると発表している。これは同社が買収したWholeSecurity社の技術で、マルウェア検出能力がさらに向上するという。これにより、「流動性を増し予測困難な今日のオンラインの脅威から、両製品のユーザーを確実に保護する」と同社ではしている。 SONARは「ビヘイビア分析」(ふるまいの分析)を使った検出技術で、標準的なウイルス/スパイウェア検出のための定義ファイルを作成する前の段階において、悪意のあるコードからユーザーを保護するというもの。未知の悪意のあるコードの検出に、限定的なヒューリスティクス分析だけを使う製品が多いのに対し、SONARは多種多様なアプリケーションのビヘイビアデータを広く利用するため、検出率が大きく高まるだけでなく、擬陽性判定も極めて少なくなるという。