KDDIと沖縄セルラーは15日、動画配信サービスを向上させた春モデルの携帯電話10機種を発表した。これにより、現行モデルと合わせて14機種となり、そのうち8機種がワンセグに対応する。 春モデルで特徴的なことは、ワンセグ、マルチキャスト通信による配信サービス「EZチャンネルプラス」、LISMOミュージッククリップへの対応機種が増えるなど、動画サービスへの充実ということだ。これに伴い液晶ディスプレイに、有機ELパネル、IPS液晶パネル、VGAパネルを採用したモデルも登場した。 また、10モデル中7モデルがおサイフケータイを搭載し、「auケータイクーポン」などによりICカードサービスを充実される。ほか、一部機種ではJavaで作成された“勝手アプリ”が動作する「オープンアプリプレイヤー(Java)」を搭載する。 注目されるのは、先日、ニューヨーク近代美術館のコレクションに選定されたau design projectの「MEDIA SKIN」。QVGAの26万色有機ELディスプレイを採用しており、ワンセグの映像が鮮明に楽しめる。そのほかのモデルの概要は以下のとおり。●W52T 3インチのワイドVGA液晶とBluetoothを搭載したモデル。1Gバイトのメモリを内蔵し、ワンセグとデジタルラジオチューナーも内蔵する。●AQUOSケータイ W51SH ワンセグを前面に押し出したモデル。ソフトバンクのAQUOSケータイと同様に、“予想外の動き”をする。さらに、microSDへの予約録画も可能。●W51CA IPS液晶でワンセグが楽しめるモデル。ワンセグを楽しんでいる間に届いたメールの確認や返信などが簡単に切り替えられる。●W51SA スライド型により、20mmと薄くしたモデル。1Gバイトのメモリを搭載。●W51K フロントメディアキーを搭載しLISMOの操作性を向上させたモデル。●W51H IPS液晶パネルによりVGAを実現。指紋認証リーダを搭載し、十時キーとしてカーソルによる操作ができる。●W51T 300万画素のCCDと手ぶれ補正を搭載し、写真撮影に向く。さらに、ワンセグのほかデジタルラジオも対応。●W51P 女性らしさを演出したモデル。「ワンプッシュオープン」により、携帯電話を開くと同時に、着信も可能。●W51S 2.7インチフルワイド液晶と、BRAVIAでの高画質技術を採用。また、EZナビウォークで地図が自動的に回転する電子コンパスを内蔵。