米アドビ システムズは、デジタルイメージングソフトの次期バージョン「Photoshop CS3パブリックベータ版」(Windows版/Macintosh版)の提供を12月15日に開始すると発表した。本パブリックベータ版は、12月15日の12時(米国東部標準時間)から同社Webページ「Adobe Labs」よりダウンロードできる。 Photoshop CS3パブリックベータ版では、インテルCPU搭載Macintoshや、Windows Vistaに対応しており、メジャーアップグレードとなるAdobe Bridgeや、新搭載のモバイルコンテンツ向け制作ツール「Adobe Device Central」のパブリックベータ版が含まれる。対応OSは、Mac OS X 10.4.8〜10.5、Windows XP/Vista。 CS3のパブリックベータ版は、英語版のみでの提供となる。Photoshop CS2またはCS2を含むスイートソフトのシリアル番号があれば、他言語版のユーザーであっても本パブリックベータ版をダウンロードすることが可能だ。なお、Photoshop CS2のシリアル番号を持たないユーザーも、試用期限が2日間に限定されたPhotoshop CS3パブリックベータ版をダウンロードし利用できる。パブリックベータ版をダウンロードする際には、Adobe.comのメンバーシップアカウントまたは同社のオンライン登録が必要。 Photoshop CS3パブリックベータ版の必要システム構成は以下のとおり。Windows版・Xeon、Xeon Dual、Centrino、Pentium 4プロセッサ・Windows XP/Vista・320MBのRAM(512MB推奨) Adobe Bridgeも同時に起動する場合、512MB以上・64MB以上のVRAM・650MB以上の空き容量のあるHDD・1,024×768ドット以上の解像度をサポートするディスプレイと16ビット以上のビデオカード・DVD-ROMドライブ・プロダクトアクティベーション(ライセンス認証)のためにインターネット接続または電話回線・QuickTime 7.0(マルチメディア機能用)Macintosh版・1GHz以上のPowerPC G4/G5、Core Duo・320MB以上のRAM(512MB推奨) Adobe Bridgeも同時に起動する場合、512MB以上・64MB以上のVRAM・1.5GB以上の空き容量のあるHDD・1,024×768ドット以上の解像度をサポートするディスプレイと16ビット以上のビデオカード・DVD-ROMドライブ・プロダクトアクティベーション(ライセンス認証)のためにインターネット接続または電話回線・QuickTime 7.0(マルチメディア機能用) なお、Photoshop CS3の製品版(英語版)は2007年春の提供開始を予定で、パブリックベータ版は製品版(英語版)の発売直後まで有効となっている。製品版の価格や必要システム構成、入手方法についての詳細は未定。