レノボ・ジャパンは5日、画面上でデジタイザーペンおよび指の両方での入力操作を可能としたマルチタッチ機能を初搭載する、B5サイズのタブレットPC「ThinkPad X60 Tablet」を発表した。中・大規模企業向けモデルとなっており、出荷は12月下旬の予定。価格は261,450円。なお、個人や中小規模企業向けモデルは異なる仕様で12月下旬に発表する予定だとしている。 ThinkPad X60 Tabletは、反射を抑え屋内・屋外での画面の見やすさを向上したマルチビュー機能をはじめとした新機能を実装したタブレットPC。搭載された12型XGA液晶ディスプレイには、画像のくすみを最小限に抑えるアンチグレア加工および写り込みを抑えるアンチリフレクション加工を施工。また、マルチタッチ機能により指先を使ってカーソルを動かすことができるため、PCをより直感的かつ自然に使いこなせるとしている。 さらに、本体の向きを変えると画面の向きが自動的に変わるアクティブローテーション機能や、従来モデルではキーボード面に配置されていたデジタルマイクをタブレット面に配置することで音声認識の精度を向上させるなど、ユーザビリティの向上も図られている。 ThinkPad X60 Tabletの主なスペックは以下のとおり。●ThinkPad X60 Tablet(63638CJ) CPU:Core Duo L2500(1.83GHz) メモリ:512Mバイト(512Mバイト×1、最大3Gバイト) HDD:80Gバイト(5,400rpm、シリアルATA) 光学ドライブ:オプション 表示部:12.1V型Super Wide Viewing Angle FFS XGA液晶ディスプレイ 通信機能:Gigabit Ethernet、無線LAN(IEEE802.11a/b/g)、Bluetooth V2.0 OS:Windows XP Tablet PC Edition 2005 本体サイズ・重さ:幅274×奥行き244×高さ27〜33mm、1.83kg