ターボリナックスは21日、携帯マルチメディアプレーヤー「wizpy」(ウイズピー)を2007年2月に発売すると発表した。最大の特徴は、本製品と接続したPCでLinux環境を利用できること。価格は未発表。 wizpyのネーミングは「with P」から来ているといい、「Privacy」「Portability」「PC」「Player」という4つのPをいつも手許に届ける、「with PC」や「with Privacy」という意味が込められている。 wizpyは、PCに接続してwizpyを起動するだけで、Linux環境を利用できるのに加え、メールや画像、音楽などいろいろなデータを保存して持ち歩けるという製品。また、1.71型カラーOLEDディスプレイを搭載しており、単体でも動画や静止画も表示可能なマルチメディアプレーヤーとして利用できる。 さらに同社では、wizpy自身の保存容量の限界を補うため、wizpy利用者に対してネット上でデータ領域を貸し出すネットディスクサービス(初年度は利用料不要)や、wizpyユーザー同士のIP通信やSNSなどといったサービスも提供していくとしている。 本体サイズは幅42×高さ84×厚さ12mm、重さは約60g。 wizpyに搭載されるメディアプレーヤー機能は以下のとおり。・音楽再生:OGG、MP3、AACファイルを再生可能・音声録音:内蔵マイクを利用してMP3ファイルとして録音可能・FMラジオ:FMラジオの聴取が可能・静止画表示:JPEGファイルを表示可能、プレビュー機能搭載・動画再生:DivXファイルを再生可能・テキスト表示:テキストビューアー機能搭載