NTTドコモグループ9社は12日、「FOMA 903iシリーズ」11機種を開発したと発表した。これらのラインアップは順次投入される予定だという。 903iシリーズでは、「エンターテインメント」機能の充実、「ライフキット」としての機能拡充、「コミュニケーションツール」としての機能拡充、といった3本柱が掲げられている。 エンターテインメント機能では、150万曲を定額で聴き放題の「Napster」に5機種が対応するほか、「着うたフル」は全機種で楽しめる。また、HSDPA対応機種においては、機能がアップした「ミュージックチャネル」や、最大10Mバイトの「大容量iモーション」に対応するなど、音楽機能がさらに充実している。さらに、3機種にワンセグ機能が搭載、「メガiアプリ」には全機種が対応する。 ライフキットの面では、ケータイクレジット「iD」に対応したドコモ提供のクレジットサービス「DCMX」用のiアプリを全機種にプリインストール。また、ICカードのメモリー容量が従来の約3倍になるなど、「おサイフケータイ」機能がバージョンアップしている。このほか、GPSを搭載し、紛失した携帯電話の位置を確認できる「ケータイお探しサービス」に6機種が対応するなど、セキュリティ機能がさらに充実している。 コミュニケーションツール機能では、最大2Mバイトまでのファイルが添付できる「大容量添付ファイルメール」や、絵文字が動いたり、ダウンロードして追加もできる「デコメ絵文字」など、全機種においてメール機能をバージョンアップ。さらに、機能向上したプッシュトークにも全機種対応するほか、海外でもいつもの携帯電話が使えるWORLD WING(3G)に対応した機種も6機種用意されている。