今回発売されるモデルは、小規模拠点・営業所やSOHO向けの「SSG5」と、中規模拠点・営業所向けの「SSG140」。これらは、既に発売されている「SSG500シリーズ」のエントリーモデルとなるもの。いずれも9月に発表された同社のセキュアOS「Screen OS 5.4」を採用しており、ファイアウォール/IPsec VPN機能に加えて、侵入検知防御(IPS)や、コンテンツセキュリティマネジメント(CSM)などの機能もオプションで統合できる仕様。アンチウイルス、アンチスパイウェア、アドウェア、フィッシング、アンチスパム、Webフィルタリングなどのセキュリティ機能をオールインワンでサポートすることが可能だ。
従来から発売されている「Netscreen 5GT」も、先ごろScreen OS 5.4を採用し、UTM機能をサポートすることになったが、SSGではWAN回線・プロトコルへの対応を強化することで、その棲み分けを図っている。同社の小澤嘉尚氏(技術本部副本部長)は「SSGシリーズは、ネットスクリーンで培われたセキュリティ機能と、ジュニパーの血筋となるLAN/WANのルーティング機能を活かしたもの。セキュリティルータとしての販売も促進する」と説明する。