東京地方裁判所は25日、大手ISP3社に対し、ファイル交換ソフトを使ってインターネット上で音楽ファイルを違法にアップロードしていたユーザ19名の氏名および住所を、キングレコード、東芝EMIなど日本レコード協会会員社など14社に開示するよう命じる判決を下した。 これら会員社などは、市販のレコード音源を権利者の許諾なくアップロードしていたユーザの氏名・住所の開示を求め、「プロバイダ責任制限法」第4条第1項に基づく発信者情報開示請求をISPに対し行っていた。ところが当該ISP3社は裁判所の判決によらず情報を開示しなかったため、訴訟を提起していたもの。 今後、これら会員社などは、ISPから住所・氏名が開示されるユーザーに対し、損害賠償請求などを行う予定だ。