米タイムワーナーは8月2日(米国時間)、同社が運営するインターネット接続サービス「AOL」の接続クライアントとEメールサービス、およびその他多数のAOLブランドのサービスをAOL会員に限らず、すべてのブロードバンドユーザーに無償提供すると発表した。 今回の発表は、同社が今後オンライン広告事業により注力したいという方針を受けたもの。無償提供されるサービスは、AOL接続クライアントに加え、メールアドレス、インスタントメッセージ、無制限着信が可能な電話番号、ソーシャルネットワーキングアプリケーションなどを含むコミュニケーションツール、ペアレンタルコントロール(Webコンテンツのフィルタリングサービス)などを含むセキュリティ機能。さらに過去2年以内にAOLを解約した会員ならば、以前所有していたスクリーンネームを再度利用可能とすることも明らかにされた。 また、数週間のうちにAOL接続クライアントの新バージョンを含む、メールドメインのパーソナライズやオンラインストレージ、セキュリティ、動画検索といった新サービスの無償提供を開始する予定だ。 今後、AOLはダイヤルアップによるインターネット接続サービスの提供を継続するが、積極的な展開は行わないとした。