専用線サービスは、加入者を物理的に1対1で直接つなぐ単純な仕組みのため、故障が少なく、高いセキュリティを誇ることから、警察、国防、航空管制、金融、新聞、放送などのミッションクリティカルな領域を中心に、日本の重要な社会インフラを支え続けてきた。現在においても、企業経営においてCSR(Corporate Social Responsibility、企業の社会的責任)やBCM(Business Continuity Management、事業継続管理)が問われる状況の中で、専用線の優位性が再認識され、新たに導入する企業も増えるなど、企業にとっての重要な役割を担い続けている。
なおINTEROP TOKYO 2006においてNTT Comは、イベント用回線として国内初の40Gb/s回線を提供し、「Best of Show Award」を受賞した。NTT Comでは、今後も大企業から中小企業まで、多くの顧客企業が「ビジネスの生命線」を専用線に託せるよう、引き続き揺るぎない信頼性や安定性の向上に努めるとコメントしている。
《小笠原陽介》