NTTドコモとアクアフェアリーは、携帯電話としては世界最小のPEFC型燃料電池を開発したと発表した。さらに、携帯電話の充電用として動作検証に成功。実用化のため、共同で開発を進めていくことに合意した。 開発されたPEFC型燃料電池では、アクアファクトリーが持つ水から水素を発生させる「水素発生剤」、薄膜成型技術を用いた発電セルの技術を採用。これにドコモのFOMA用の充電回路を組み合わせ完成させた。 この燃料電池は、従来のものより、構造が容易で、発電の効率が高いのが特徴。具体的には、NTTドコモが2005年7月に発表したものよりも、4分の1の大きさになっているものの、2倍以上の出力を持つ。 なお、7月19日から開催される「ワイヤレスジャパン2006」のドコモブースにて展示される。●試作品の仕様 サイズ:幅24mm×奥行24mm×高さ70mm 重さ:45グラム 燃料(容量):水+水素発生剤 10cc(カートリッジ取り替え式) 出力:2ワット 電気容量:10Wh 充電可能回数:3回以上 充電時間:約120分/回