トラステッドソリューションズは本日、暗号鍵を使用しない暗号化方式「秘密分散法」をユーザーに体験してもらうことを目的としたファイル転送サービス「ぶんさん便」の無償提供を開始した。 ぶんさん便では、暗号化アプリケーション「ぶんさん便アプリケーション」を利用して暗号化したいファイルを2分割した後、一方をトラステッドソリューションズが管理するサーバ上にアップロード保管し、もう一方をメール添付やリムーバブルメディアなどに保存して送り先に届ける。送り先では、サーバ上からファイル片を取得し、届けられたもう一方のファイル片と合わせてぶんさん便アプリケーションを利用することで、元のファイルに復元できる仕組みだ。両方のファイル片がそろわないと元ファイルに復元することはできない上、片方のファイル片からは元ファイルの内容を知ることはできない。 ぶんさん便アプリケーションでは、分割するファイルのサイズ比率を設定できるほか、分割したファイル片をトラステッドソリューションズのサーバ上にアップロードせず、ローカルPCに保存するオプションも用意されている。 サーバ上にアップロードできるファイルの最大容量は20MB、保存期間は7日間。ぶんさん便アプリケーションの対応OSは、Windows XP SP2。