マイクロソフトは12日、月例のセキュリティアップデートとして、Windowsおよび関連ソフトウェアの脆弱性を修正プログラムをあらたに公開した。今月は深刻度が最上位の「緊急」が3件と、それに次ぐ「重要」が1件と「警告」が1件の計5件。 今回修正される問題点による脆弱性の影響は、いずれも「リモートでコードが実行される」となっており、アップデートを実施することによりこの脆弱性が修正される。なお、これらのアップデートは「Microsoft Update」または「Windows Update」から、修正プログラムにより自動適用できるようになっている。 今回のアップデートのうち、一般ユーザーに影響が大きいものは3件。まず1件目は「Internet Explorer 5.01/6」向けのもので、緊急に指定されたセキュリティ情報の番号がMS06-013の「Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム」。 2件目は、OS本体である「Windows 2000/XP/Server 2003」向けのもので、同じく緊急に指定されたセキュリティ情報の番号がMS06-015の「Windowsエクスプローラの脆弱性により、リモートでコードが実行される」。 3件目は、「Outlook Express 5.5/6」向けのもので、2番目のランクである重要に指定された、セキュリティ情報の番号がMS06-016の「Outlook Express 用の累積的なセキュリティ更新プログラム」。 このほか2件のセキュリティー情報は以下のとおり。■深刻度:緊急●Microsoft Data Access Components(MDAC)の機能の脆弱性により、コードが実行される可能性がある・セキュリティ情報の番号:MS06-014・関係するソフトウェア:Data Access Components 2.5/2.7/2.8■深刻度:警告●Microsoft FrontPage Server Extensionsの脆弱性により、クロスサイトスクリプティングが起こる・セキュリティ情報の番号:MS06-017・関係するソフトウェア:FrontPage Server Extensions 2002、SharePoint Team Services 2002
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