マイクロソフトは11日、月例のセキュリティアップデートとして、WindowsおよびOutlook/Exchangeの脆弱性を回避する修正プログラムをあらたに公開した。今月は深刻度が最上位の「緊急」が3件だが、内1件は6日に公開済みとなっている(セキュリティ情報の番号:MS06-001「Graphics Rendering Engine の脆弱性によりコードが実行される可能性がある」)。 11日に新たに公開されたのは、1件がWindows向けでセキュリティ情報の番号がMS06-002の「埋め込みWebフォントの脆弱性により、リモートでコードが実行される」というもの。 もう1件はOutlookおよびExchange向けで、セキュリティ情報の番号がMS06-003の「Microsoft OutlookおよびMicrosoft ExchangeのTNEFデコードの脆弱性により、リモートでコードが実行される」というもの。なお、「Exchange Server 2003」はこの影響を受けないソフトウェアとなっている。 これらのアップデートは、Microsoft UpdateまたはWindows Updateから、修正プログラムにより自動適用できるようになっている。