富士通メディアデバイスは8日、富士通研究所と共同で業界最小クラスの2軸ジャイロを開発し、2月末に出荷すると発表した。製品名は「FAR-S1DGシリーズ」で、サンプル価格は4,200円。 FAR-S1DGシリーズは、上下・左右方向の手ブレ検出センサーとなる2個のLN音叉型エレメントと、アンプ・検波回路・温度補正回路などを1チップ化したICをパッケージングした製品。大きさが業界最小クラスにまとまったため、デジタルカメラやビデオカメラなどの小型化を可能とするとともに、カメラ付携帯電話への適用も可能だとしている。 今回開発された2軸ジャイロは、車載用ジャイロのLN音叉型エレメント技術を用いて小型化されたため、小型ながらも従来の手ブレ用ジャイロと同等の感度を実現しているという。