11月7日、都内のホテルニューオータニにおいて、Skype社と日経コミュニケーションとの共催によるイベント「Skype Day in Japan」が開催された。 Skypeとは、インターネット技術を利用した音声コミュニケーションツールの一種で、一般にはSkypeユーザーどうしの無料IP電話サービスとして有名だ。すでに世界中で2億近くダウンロードされ、登録ユーザーで6,400万人を超え、米国ではeBayやPayPalといった巨大ポータルサイトと連携し、さらなるマーケットの拡大を模索している。 Skype Day in Japanでは、スカイプ社のCEOであるニコラス・センストローム氏の基調講演のほか、日本のパートナー企業のフュージョン・コミュニケーションズ、ソフィアシステムズ、ゼッタテクノロジー、ライブドアによる講演と、その他協賛企業による展示会が行われた。 展示会では、Skpye対応したスマートフォン、企業向けローコストPBXシステム、受話器で各種の操作ができるハンディフォンタイプのスカイプ端末、将来のリリースでサポートされるビデオ機能のためのメガピクセルのカメラ+ヘッドセットなどの製品や技術が紹介されていた。 もはやスカイプは、単なるコミュニティから、周辺のビジネスモデルさえ成立した「メディア」として認知されつつあるのかもしれない。(中尾真二)