三洋電機は24日、コンパクトデジタルカメラ「Xacti(ザクティ)」の新ラインアップとして、シャッターボタンに触れるだけでフォーカスが合う世界初の機能「タッチフォーカス」を搭載した600万画素デジカメ「DSC-E6」「DSC-S6」を発表した。価格および発売日は、DSC-E6が52,500円で9月下旬、DSC-S6が38,850円で10月下旬。 新機能のタッチフォーカスは、シャッターボタンに触れるだけでフォーカスが合うため、突然のシャッターチャンスに素早く対応できるというもの。フォーカスが合うと、タッチフォーカスライトとビープ音で撮影可能なことを撮影者に知らせてくれる。また、新たに9点測距AFを採用しており、9点の測距とエリア測距を自動判別してフォーカスが行われる。 性能面では、1/2.5型約600万画素CCDと光学3倍ズームレンズを搭載。静止画撮影では、2,816×2,112ピクセルの6Mリアル撮影モードに加え、トリミング拡大やA3印刷に適した3,680×2,760ピクセルの高画素モード「ピクトライズ1000」モードを搭載している。 DSC-E6は、液晶ディスプレイに3型23万画素低温ポリシリコンを採用したモデル。大きな画面を生かすため、モニタを2型相当で表示しながら周りにガイド表示が行われる2WAYモードや、36枚または9枚の画像をマルチ表示するモードなどが用意されている。また、動画撮影機能では、VGAサイズを秒間30コマで記録できるのに加え、圧縮率を2段階で選択可能となっている。 本体サイズは幅97.7×高さ59.5×奥行き22.8mm、重さは撮影時重量で約153g。バッテリーにはリチウムイオン電池を採用し、撮影可能枚数は約170枚(CIPA規格)。カラーバリエーションとして、「ラグジュアリーシルバー」と「シルキーホワイト」の2色が用意する。 DSC-S6は、カップルでのツーショット撮影や自分撮りなどに便利な小型の「自分撮りミラー」をカメラ本体正面に配置した、Xacti Sシリーズの最新モデル。液晶ディスプレイとして、2型8.6万画素TFTパネルを装備している。 本体サイズは幅93.1×高さ60.5×奥行き27.1mm、撮影時重量は約173g。バッテリーには、単3型乾電池2本を採用し、アルカリ乾電池やオプションのニッケル水素電池の利用が可能だ。撮影可能枚数はアルカリ乾電池で約120枚、ニッケル水素電池で約360枚(CIPA規格、同社製HR-3UF使用時)。