W32/IRCbot.worm!MS05-039(別名アールボット、WORM_RBOT.CBQ、W32.Zotob.E)に関連する情報が、マカフィーより追加発表された。 W32/IRCbot.worm!MS05-039は、マイクロソフト社のOSの脆弱点を付くもので、修正パッチMS05-039が適用されていないシステムで実行されると、PCのリブートを繰り返す。アメリカでは急速に拡大中、CNNテレビ、NYタイムズなどの大企業においても被害が確認されており、すでにFBIが乗り出す事態となった。日本でもお盆明けのマシン稼働により拡大することが懸念されている。 脆弱点公表からウイルス発生までのサイクルタイムを見ると、ほぼ1週間で発生しており、Slammerなど他ウィルスに比べてかなり早い出現となってしまった。 マイクロソフトの8月修正パッチと、アンチウィルスソフトの最新版パターンファイルを、至急ユーザ側で導入してほしい。 もし、感染した場合には、マカフィーのWebサイト上で公開している最新のウイルス除去ソフト「スティンガー(Stinger 2.5.6)」を使って検知・駆除することができる。