RSS技術の総合ソリューション企業、レッドクルーズでは、サッポロビールの最新情報をユーザのPCの小窓に表示させるサービスを開始した。無料の専用ソフト(RSSリーダー)を使う。このリーダーはユーザが好みのブログなどを登録し、更新情報を読むのにも使える。 企業が宣伝販促を兼ね、無償のRSSリーダーを配布するビジネスモデルは有望だ。こうしたリーダーは販促情報を読む以外にも使える汎用性がミソ。今後、軽くて優れたリーダーさえ提供できれば、企業・ユーザが互いにトクをするWin-Winモデルが実現しそうだ。 サッポロビールは同サービスにより、夏のビール商戦に向けて自社関連の企業・商品情報をRSS配信する。一方、ユーザは同社のサイトからリーダーを入手できる。 無償配布されるのは、電光掲示板タイプのRSSリーダー「eクルーザー」だ。eクルーザーには新着トップニュースの見出しが次々に表示され、ユーザが興味のある見出しをクリックすると詳細情報ページにジャンプする。ユーザは同ソフトを入手するにあたり、メールアドレスなどの個人情報を入力する必要はない。 RSSはサイトの見出しなどを配信するXMLをベースにしたフォーマットだ。ブログの新着情報を手軽に得られるため一躍注目され、ニュースサイトなどでも採用例が増えている。