NVIDIAは5日、インテル・プラットフォーム用のメディア・コミュニケーション・プロセッサ(MCP)「NVIDIA nForce4 SLI IntelEdition」を発売すると発表した。 このMCPは、Pentium 4プロセッサを使ったデスクトップPCやマザーボード用として設計された製品で、今後、登場する予定のデュアルコアPentiumプロセッサExtreme Editionや、Pentium Dプロセッサにも対応するという。また、コアロジック・ソリューションを採用しており、NVIDIA SLI技術やハードウェア・ベースのファイアウォール・セキュリティ、先進のストレージ・ソリューション、ネイティブGigabit Ethernetなど、今までのインテル・プラットフォームでは利用できなかったさまざまな機能を搭載しているという。 NVIDIA SLI技術以外の搭載技術は以下のとおり。●NVIDIA DualDDR2アーキテクチャをサポート 128ビット広帯域メモリ・インターフェイスを持ち、メモリ帯域幅は最大10.6Gバイト/秒、DDR2-667MHzのDIMMメモリをサポート。●ハイパフォーマンスを実現 1066MHzフロントサイド・バス(FSB)とマルチPCI Express構成をサポート。●NVIDIA QuickSync技術とDASP 3.0技術を搭載 システム・レイテンシの削減とシステム・パフォーマンスの最大化を実現。●NVIDIA ActiveArmor技術を搭載 ハードウェア・アクセラレータを持つセキュリティ・ファイアウォール・ソリューションを半導体自体に組み込み、悪意を持つスパイウェアやハッカーの攻撃からPCを保護。 NVIDIA ActiveArmor技術には、直感的にわかりやすいソフトウェア・インターフェイス「NVIDIA Firewall」を付属。このソフトからは、インターネットに接続しようとするアプリケーションを検出する自動検知機能やリモート管理機能などのセキュリティ機能が利用可能。●NVIDIA MediaShield技術を搭載 堅牢なストレージ・ソリューションで、ホーム・ムービーやデジタル画像など、さまざまな重要データを管理、保存、バックアップできる。 NVIDIA MediaShield技術が持つ機能は以下のとおり。 ・ブート機能を持つRAID 5。 高速データ・アクセスや大容量ストレージ、データ保護の実現に最適なストレージ構成 ・最大で4台のSATAハードドライブと4台のPATAハードドライブを接続可能 最新の3Gバイト/秒SATAハードドライブにも対応。 ・MediaShield Disk Alert Systemを搭載 ハードドライブの故障やパフォーマンス低下をリアルタイムでエンドユーザーに知らせるグラフィカルな機能。●NVIDIA nTune技術を搭載 Windowsベースのインターフェイスにより、使用中のアプリケーションに最適となるようにPC構成を自動的に調整。CPUやFSB、メモリ、PCI Express、グラフィックスを含む、すべての主要システム・コンポーネントの大幅なオーバークロック動作も可能になる。