ウイルス対策ソフトベンダー各社は、マスメーリング型ワーム「Sober.I」を警告している。 シマンテックは「W32.Sober.I@mm」として危険度3、トレンドマイクロは「WORM_SOBER.I」としてイエローアラート、マカフィーは「W32/Sober.j@MM」として危険度中などだ。このうちシマンテックでは、被害状況と感染力を“高”としている。 感染を広げるメールの本文は不定で英語またはドイツ語で記載されており、ドイツと中東を中心に感染が報告されているという。また、メールに添付されているウイルスは、「.BAT」「.COM」「.EXE」「.PIF」「.SCR」の拡張子が確認されている。 なお、OSやそのほかのソフトウェアの脆弱性を悪用したウイルスではないため、ユーザが添付されたウイルス本体を実行しない限り発病しない。