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R-SIM |
SIMカードは、国内だとNTTドコモとボーダフォンですでに採用されているが、R-SIMは端末の電話番号やアドレス帳のデータなどに加え、無線モジュールとアンテナを内蔵しているのが特徴。これにより、端末の小型化がさらに進むに加えて開発が容易になる。
このR-SIMに対応した端末「ジャケットフォン」だが、通常のストレート型の電話機、メール専用のペンコンピュータ、USBオーディオ内蔵タイプなどさまざまな形状のものが展示されている。なお、展示品はすべてモックで、発売時期などはまだ未定だという。
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(左)ストレートタイプのジャケットフォン (右)USBオーディオに対応した端末 |
R-SIMは、SIMカードに無線モジュールを搭載したと言うよりも、どちらかというと、小型のデータ通信カードにメモリーを搭載したといった方がいいだろう。DDIポケットは、SD-IOに対応したデータ通信端末「AH-S101S」をすでに発売しており、超小型のPHSモジュールの実用化には成功している。このAH-S101Sでの小型化のノウハウを生かせば、近いうちにジャケットフォンが登場するかもしれない。
なおWIRELESS JAPAN 2004は、東京ビッグサイトで23日まで開催されている。