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NOVAのお茶の間留学をTEPCOひかりで提供−高品質な回線によって裏付けられたIPテレビ電話サービス

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NOVAのお茶の間留学をTEPCOひかりで提供−高品質な回線によって裏付けられたIPテレビ電話サービス
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 東京電力、NOVA、ギンガネットの3社は、東京電力の提供する光ファイバサービス「TEPCOひかり」を使ったNOVA『お茶の間留学』を提供することで業務提携した。

 TEPCOひかり回線を使ったNOVA『お茶の間留学』は、全国では関西エリアでサービス提供しているケイ・オプティコムの光ファイバサービス「eo(イオ)」に続いて2社目、関東エリアでは初めてのサービス提供となる。エンドユーザへのサービス開始は6月中旬。対応するTEPCOひかり提携ISPはDION、POINT、So-net、BIGLOBE、ASAHIネット、ParkcityNet、T-com、U-netSURFの8社。

 NOVAは、駅前にある教室(駅前留学)や家庭のテレビを使って(お茶の間留学)、1人もしくは3〜4人のグループに1人のネイティブなインストラクターがついて外国語を学ぶという語学教室。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、中国語の6ヶ国語に対応している。TEPCOひかり回線を使ったNOVA『お茶の間留学』も、従来のお茶の間留学と同様、IPテレビ電話「ギンガネット電話」をテレビに接続して行われるレッスンだ(PCとギンガネット電話を両方使うには、ブロードバンドルータが必要)。レッスン料も既存の駅前留学やお茶の間留学と同じ、1レッスン当たり1,260円(税込)からに設定されている。

固い握手を交わすNOVA代表取締役の猿橋望氏(左)と、東京電力 光ネットワーク・カンパニー プレジデントの勝又淳旺氏(右)


 今回の業務提携についてNOVA代表取締役の猿橋望氏は、「NOVAはリアルタイムに双方向でやりとりするサービスなので、テレビ放送並の映像・音声品質が要求されます。しかし、現在のインターネットは時間によって速度が変わったり、回線が切れたりするなど非常に不安定です。これでは、『NOVA』という有料サービスを提供することはできません。NOVAを提供する以上『切れてはならない』という絶対的な安定度が必要とされます。その安定度を求めた結果が、ケイ・オプティコムの『eoメガファイバー』であり、東京電力の『TEPCOひかり』でした」といいきる。

 リアルタイムで有人対面型コンテンツをスムーズに行うためにNOVAが要求する回線品質は、TTC標準JT-Y1541に規定されたIP電話におけるIPパケット転送の最高品質であるQoSクラス0を満たしていること。QoSクラス0とは、IPパケット転送遅延が100ms以下、IPパケット遅延変動が50ms以下、IPパケット損失率が0.1%以下、IPパケットエラー率が0.01%以下というかなり厳しい条件だ。この要求に対し、TEPCOひかりの出した実測値(エンドツーエンド)は、IPパケット転送遅延8.6ms、IPパケット遅延変動5.6ms、IPパケット損失率が0.000%、IPパケットエラー率0.000%(2004年5月18日測定。リリースより抜粋)。この数値は、要求レベルをはるかに上回る。

 この品質を保つためにNOVAと東京電力は、お茶の間留学のネットワーク「GINGANET」とTEPCOひかりの光ファイバ網、そして各ISPの間を直接接続した。つまり、時間帯やユーザの利用状況によって回線品質が変化するインターネット網をまったく介していないのである。閉じたネットワークということならば、NTT東西の提供する光ファイバサービス「Bフレッツ」についても同じことがいえる。NTT東西のフレッツ網内ならば、インターネットの不安定さは回避できるはずだ。これに対して、猿橋氏は「NTTさんとも協力しているが、まだサービスを提供できるところまではいっていません」と述べ、サービス提供に向けて検証していることを明かした。いずれは、Bフレッツを使ったNOVA『お茶の間留学』も誕生することになるかもしれない。

 一方、東京電力はNOVA『お茶の間留学』を第一歩として、多地点テレビ会議や家庭向けテレビ電話などNOVAグループの持つ他のサービスも提供するつもりでいるようだ。NOVA『お茶の間留学』をはじめとする各種サービスの将来性について、同社光ネットワーク・カンパニー プレジデントの勝又淳旺氏は、「TEPCOひかりは、常に新しい市場を切り開き、市場そのものを作るためのインフラと捉えています。そして、NOVA『お茶の間留学』は、TEPCOひかりの提供する『ひかりライフ』を象徴する新サービスとなるでしょう。また、同社のギンガネット電話を使ったテレビ電話は非常に有望だと思っています。NOVA『お茶の間留学』だけでなく、これらサービスにも大きな期待をしています。そして、これら新しいサービスを提供していくことで、TEPCOひかりは目標とする100万をはるかに超えるユーザを獲得できるのではないかと思っています。今後は個人だけでなく、テレビ会議システムなど法人向けサービスなどの需要も掘り起こすつもりです」と、今後のサービス展開を語ってくれた。

大阪にあるNOVAネットワークコンテンツセンターと東京の会場をテレビ電話で接続したリアルタイム通信のデモンストレーション。左は768kbps(TEPCOひかり回線)と、128kbps(ISDN回線)で接続した映像の比較。当然ながら768kbpsの方がはるかに動きが滑らかだ。右は実際にNOVA『お茶の間留学』を試したところ。テレビ会議とは思えないほどリアルだったという
《北島友和》
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