シマンテックは、Sobigの亜種「W32.Sobig.F@mm」の感染報告件数が増えたため危険度を2から3に引き上げた。また、トレンドマイクロも危険度中として注意を呼びかけている。 Sobig.Fは、メールの添付ファイルを介して感染し、独自のSMTPエンジンを用いて蔓延させるウィルス。感染すると、ローカルのWindowsフォルダや共有フィルダーに「winppr32.exe」というウィルス本体のプログラムを作成する。 またSobig.Fは、感染したPCに任意のファイルをダウンロードし実行する機能がある。これは、機密性の高い情報が盗まれたり、感染したPCがSPAMのリレーサーバに利用されるおそれがある。さらに、ウィルスのセルフアップデート機能として利用される可能性もあると警告している。 また、NTPを用いた時刻を同期させたり、すべての活動を2003年9月10日に停止する機能も備えている。●Sobig.Fの件名は以下いずれかから選択される Re: Thank you! Thank you! Re: Details Re: Re: My details Re: Approved Re: Your application Re: Wicked screensaver Re: That movie